理念・指導コンセプト

philosophy

“個人戦術”の強化
サッカーインテリジェンスの向上

“個人戦術”の強化
サッカーインテリジェンスの向上

サッカーは、試合状況を一人ひとりが判断と決断を連続して行い、チーム戦術で戦うスポーツです。しかし、個人戦術の理解が個人に備わらないと強い集団へと成長はできません。そのためエルキーオでは、個人戦術にフォーカスし、徹底的にトレーニングを行います。

本アカデミーは、【技術と戦術】は表裏一体で切り離せないと定義しています。サッカーを論理的に捉え、攻撃ではボールを受けるスペースの認知・ボールを最初に触るまでの相手との駆け引き・相手がいる中でのボールの置き所、守備ではチャレンジとカバーリング等、一連の動作を理解し表現できるようになるために、まずはサッカーに対する認識を変える必要があります。

小学生年代の試合時間は、30分〜40分の中で1人あたりがボールを触る時間は平均1分半程度で、それ以外はランニングをしています。つまり、サッカーはボールを持っていない時間の方が長く、攻守ともにボールがない時に全体・周辺を把握し、ボールの移動中に効果的な立ち位置へ移動することが、賢い選手になるための条件となります。

concept

学ぶ姿勢
スイッチを入れる“質問指導”

学ぶ姿勢
スイッチを入れる“質問指導”

  • 子供たち自身でサッカーの法則をより深く思考するために、問いかける言葉に拘りを持ち、指導方法は発問ではなく、質問指導で行う。
  • 最も吸収力が高い小学生の時期に、サッカーに必要なスキルと個人戦術にフォーカスし、徹底的に指導します。
2 key factors & 6 actions

2つのキーファクターと
6つのアクション

2つのキーファクターと6つのアクション

2つのキーファクター

認知
サッカーにおいて最も重要な【状況を把握する】動作。

・どこにスペースはあるのか
・どこに相手がいるのか
・どこでボールを受けるのか
・いつ動き出すのか
・いつボールを回収しに行くのか  
 etc…

主に上記の内容を目で観て情報を脳に送り、瞬時に状況判断を繰り返す。
間接視野
認知の質を高めるためには、【間接視野】の習得が必要不可欠。

目まぐるしく状況が変わるサッカーでは、一つのものを直視するのではなく、複数の項目を同一視野に入れ、判断を繰り返す動作が必須になってきます。

6つのアクション

観る
サッカーにおける「原理原則」のファーストステップで最も重要と言ってもよい【観る】という動作は、”スペースはどこにあるのか”、”どこに相手がいるのか”、”どこでボールを受けるのか”、”いつ動き出すのか”、”いつボールを回収しに行くのか”、目で観た情報を脳に送り、瞬時に「判断」するトレーニングを徹底的に行い、習慣化します。
止める
スペース、相手、味方の位置を認知していれば適切な身体の向きを整えることができます。そうすることでボールを止める位置や角度を考え、状況に応じて意図する場所に正確なトラップができます。つまり試合を想定した相手がいる状況のトレーニングで、いかに正確にボールを【止める】ことができるかが重要です。日々のトレーニングで精度を磨きます。
蹴る
ドリブル、パス、トラップ、シュート、足の部位を使い、いくつかの種類のキックと強弱で状況に応じて選択し、使い分けをしなければいけません。様々なトレーニングの中でキックのアイデアを増やせるようにアプローチします。
運ぶ
「蹴る」と同様、サッカーにおいて重要な技術で、ドリブルには、”運ぶ”と“仕掛ける”の2種類があります。
ビルドアップでは相手がいないスペースでボールを保持している場合、運ぶドリブルで相手を引きつけてパスを選択し数的優位な状況を作り出したり、相手がパスを予測している場合には、状況を認知して自ら運ぶドリブルで局面を打開したり、効果的なドリブルのスキルを習得します。
取り返す
ボールを失った際には、ボールを取り返さないと攻撃ができません。そのためには相手のミスを誘うためにプレッシャーをかけることが不可欠です。まずは個人が、どのタイミングで、どんな方法でボールを取り返すのかを理解することが重要です。それを理解した上でグループとしてのボールの取り返し方を試合と同条件のトレーニングを繰り返し行うことで、守備においても精度を高めます。
メンタル
個人が成長する過程で、とても重要な要素です。サッカーにおいて原理原則を理解し習得することは勝敗を左右する上で大切ですが、最終的に選手一人ひとりの精神的強さが勝負を決定づける場合もあります。
サッカーに対する想いや志を強く持ち、日々のトレーニングを全力で取組むことで強さを積み重ねることができ、大きな飛躍の鍵となります。