理念・指導コンセプト

philosophy

自発的選手の育成

自発的選手の育成

子どもたちが、自発的に『上手くなりたい!学びたい』と言動できる姿勢になるよう導きます。
なぜなら、学ぶ姿勢により、習得・上達のスピードや持続性が異なるからです。

子供たちの個性は多彩であるのに、
統一した内容で細かい命令系の指導や指示、極めつけは罵声等の恐怖だけのコントロールで子供たちが一方的に教えられる環境であると、
一時的には上達することがあっても、なかなか持続することが難しいと考えます。
なぜなら、怒られないためにプレーするようになり、何のためにサッカーを始めたのか原点を忘れてしまうことがあります。
さらに身体的特徴がそれぞれ違うので、習得に時間が要するのは安易に想像できます。

しかし、自発的な姿勢で取り組む工程には、自身の身体特徴と向き合い試行錯誤を繰り返すという特性があります。そして、その工程で学んだ内容は、一度覚えると忘れることのない特徴がある運動性記憶として脳と身体に結びつきます。
身体が成長しても自ら学び習得したスキルは、自信に繋がり持続して表現が継続できると確信しています。

子供たちの姿勢と習慣を転換させると同時に、サッカーに必要なスキルの習得と適応を目指します。

concept

論理的・合理的なサッカー思考への転換

スキル(探索と適応)を習得するための
「繰り返しのない繰り返し」 トレーニング

論理的・合理的なサッカー思考への転換

スキル(探索と適応)を習得するための「繰り返しのない繰り返し」 トレーニング

サッカーに必要なスキル習得とサッカー思考をレベルアップを目指すためには、主に試合から逆算し判断が伴うトレーニングを行い、判断が伴わない単体でのドリブル・パス等のトレーニングは習得・適応の効果が低いと考えているため、制約やオプションを数多く追加し練習内容を次々と変化させて行う必要があります。

「プレーする際に何を考えているのか?」
トレーニングでは、瞬間瞬間で起こる場面の思考を確認し、わかりやすく順を追って動作を紐どき、質問形式で指導を行い改善をしていきます。攻撃では、パスを受けるための空間認知・ボールを最初に触るまでの相手との駆け引き、ボールを保持しながら間接視野で何を観ているのか、何を思考しているのか、ボールの置き所等。守備では、ボールを奪うためのチャレンジ方法、相手に対し距離の詰め方や足を出すタイミング、カバーリングで意識すること等。一連の動作を表現できるようになるために、まずは攻撃や守備それぞれの細かなプレーに対し合理的に思考する必要があります。

代表的な例としては、小学生年代の試合の場合、試合時間が10分〜25分の中でボールを保持する1人あたりの時間が平均1分〜2分程度だということと、それ以外の選手はボールを持たずランニングをしていることがよく知られています。つまり、サッカーはボールを持っていない時間の方が長く、攻撃・守備ともにボールがない時に全体・周辺を把握し、ボールの移動中に効果的な立ち位置へ移動することが、プレーの質を高める最初のステップであり、質の高い賢い選手になるための条件となります。サッカーは一人ひとりが探索しながら適応し、それをチームで共通認識のもと発展し補うことを繰り返す競技です。しかし、個人にスキルとサッカーIQが備わらないと強い集団へと成長はできません。

サッカーに必要なスキル習得とサッカー思考をレベルアップを目指すためには、
主に試合から逆算し判断が伴うトレーニングを行い、判断が伴わない単体でのドリブル・パス等のトレーニングは習得・適応の効果が低いと考えているため、
制約やオプションを数多く追加し練習内容を次々と変化させて行う必要があります。

「プレーする際に何を考えているのか?」
トレーニングでは、瞬間瞬間で起こる場面の思考を確認し、わかりやすく順を追って動作を紐どき、質問形式で指導を行い改善をしていきます。
攻撃では、パスを受けるための空間認知・ボールを最初に触るまでの相手との駆け引き、ボールを保持しながら間接視野で何を観ているのか、何を思考しているのか、ボールの置き所等。
守備では、ボールを奪うためのチャレンジ方法、相手に対し距離の詰め方や足を出すタイミング、カバーリングで意識すること等。一連の動作を表現できるようになるために、まずは攻撃や守備それぞれの細かなプレーに対し合理的に思考する必要があります。

代表的な例としては、小学生年代の試合の場合、試合時間が10分〜25分の中で
ボールを保持する1人あたりの時間が平均1分〜2分程度だということと、
それ以外の選手はボールを持たずランニングをしていることがよく知られています。つまり、サッカーはボールを持っていない時間の方が長く、攻撃・守備ともにボールがない時に全体・周辺を把握し、ボールの移動中に効果的な立ち位置へ移動することが、プレーの質を高める最初のステップであり、質の高い賢い選手になるための条件となります。

サッカーは一人ひとりが探索しながら適応し、それをチームで共通認識のもと発展し補うことを繰り返す競技です。しかし、個人にスキルとサッカーIQが備わらないと強い集団へと成長はできません。

個人がサッカーで起こりうる状況に対し適応するためには、試合と類似した内容(複雑な状況)を自ら解決して行くことが大切です。
単純な練習内容にも判断が伴う様々なオプションを追加し、判断が必要な制約の中で試行錯誤を繰り返し、選手たちに問いかけながらトレーニングを行います。
そうすることで、実際の試合で瞬時に解決方法を導けるようになり、最適なプレー選択を決定できるようになります。

個人がサッカーで起こりうる状況に対し適応するためには、試合と類似した内容(複雑な状況)を自ら解決して行くことが大切です。単純な練習内容にも判断が伴う様々なオプションを追加し、判断が必要な制約の中で試行錯誤を繰り返し、選手たちに問いかけながらトレーニングを行います。そうすることで、実際の試合で瞬時に解決方法を導けるようになり、最適なプレー選択を決定できるようになります。

3 key factors

「思考」+「間接視野」+「空間認知」

「思考」+「間接視野」+「空間認知」

「なぜすぐにボールを取られてしまうのか?」その原因は、パスを受けてから判断・技術のエラーが原因だと思っていませんか?
しかし、主な原因はパスを受ける前にあると考えます。ボールを受ける前の良いランニングで良い状態を作り出すことで、質の高いプレーが可能になります。
そして、あらゆる場面で相手選手との勝負に勝つためには心理的駆け引きが重要であり、相手の動作を予測し、その動作に対し上回るいくつかのプランを持つことが、プレーの適応に繋がります。
そこで思考が鍵となります。

『 相手の予測 → 自分の動作プランを作り出す → 相手の動作を観る → 自分の動作を決定する 』 この一連の動作を一瞬で実行に移すことになります。

例えば攻撃の場面で、
パスを受ける前・ボールを保持している状況において、ボールを奪われないことを優先するのか、それとも突破を試みるのか。
エリア・状況・時間帯によって相手のアクションは異なり、それによりこちらの選択も変わってきます。
守備の場面では、
ボールを保持している相手にボールを取り返す状況であれば、相手のアクションによって、ボールを奪いに行くのか、パスカットを狙うのか、
それともゴールを守ることを優先するのか。
攻撃・守備ともに他のエリアにいる味方と相手の位置と人数、ボールの動き等による複雑な要素の中で適応しなければいけないので、
合理的思考が重要になってきます。

次に、重要なのが間接視野と空間認知です。
試合中に意識するものは主に、5つあります。 (空間・相手・ボール・味方・ゴール)
状況に応じて思考する順序はありますが、基本的に一つのものだけを直視していては質の高いプレーはできません。
攻撃の状況で例を挙げると、パスを受ける際、相手がいないスペースを探している時点で最低でも3つ(空間と相手とボール)の要素を意識しながら
間接視野で認知しなければいけません。
味方からのパスが自分の足元へ移動中にボールだけを直視していては必ずミスに繋がります。
このように、一つの要素だけ直視して思考しながら実行していては、プレーの質は一向に上がることはなく、
試合に必要なスキルも習得・適応は難しくなります。
つまり、間接視野で空間認知を繰り返すことで、相手のプレー予測や次のプラン、相手や味方、ボールやスペース等を思考することが可能になります。

この一連のプレーを早い段階から取り組むことで、ボールを持っていない時のランニングが劇的に変わり、ボールを受けてからのプレー判断の質も向上します。
具体的には、ボールばかりを目で追いかけず首を振り空間を観れるようになり、パスを受けるためのスペースを見つけ立ち位置を決定し、ボールを受け質の高いプレーへと移行できます。
そして、相手のアクションを分析し、相手を上回る動作の実行が可能になります。
小学生年代では、身体能力の差は重要ではなく、それよりもサッカーを理解する賢さ、サッカーIQを高めながら技術と戦術を習得する方がとても重要です。
論理的・合理的なサッカー思考へ転換することで、サッカーの本質を理解することができ、さらにプレーの質が向上します。

2つのキーファクター

認知
サッカーにおいて最も重要な【状況を把握する】動作。

・どこにスペースはあるのか
・どこに相手がいるのか
・どこでボールを受けるのか
・いつ動き出すのか
・いつボールを回収しに行くのか  
 etc…

主に上記の内容を目で観て情報を脳に送り、瞬時に状況判断を繰り返す。
間接視野
認知の質を高めるためには、【間接視野】の習得が必要不可欠。

目まぐるしく状況が変わるサッカーでは、一つのものを直視するのではなく、複数の項目を同一視野に入れ、判断を繰り返す動作が必須になってきます。

6つのアクション

観る
サッカーにおける「原理原則」のファーストステップで最も重要と言ってもよい【観る】という動作は、”スペースはどこにあるのか”、”どこに相手がいるのか”、”どこでボールを受けるのか”、”いつ動き出すのか”、”いつボールを回収しに行くのか”、目で観た情報を脳に送り、瞬時に「判断」するトレーニングを徹底的に行い、習慣化します。
止める
スペース、相手、味方の位置を認知していれば適切な身体の向きを整えることができます。そうすることでボールを止める位置や角度を考え、状況に応じて意図する場所に正確なトラップができます。つまり試合を想定した相手がいる状況のトレーニングで、いかに正確にボールを【止める】ことができるかが重要です。日々のトレーニングで精度を磨きます。
蹴る
ドリブル、パス、トラップ、シュート、足の部位を使い、いくつかの種類のキックと強弱で状況に応じて選択し、使い分けをしなければいけません。様々なトレーニングの中でキックのアイデアを増やせるようにアプローチします。
運ぶ
「蹴る」と同様、サッカーにおいて重要な技術で、ドリブルには、”運ぶ”と“仕掛ける”の2種類があります。
ビルドアップでは相手がいないスペースでボールを保持している場合、運ぶドリブルで相手を引きつけてパスを選択し数的優位な状況を作り出したり、相手がパスを予測している場合には、状況を認知して自ら運ぶドリブルで局面を打開したり、効果的なドリブルのスキルを習得します。
取り返す
ボールを失った際には、ボールを取り返さないと攻撃ができません。そのためには相手のミスを誘うためにプレッシャーをかけることが不可欠です。まずは個人が、どのタイミングで、どんな方法でボールを取り返すのかを理解することが重要です。それを理解した上でグループとしてのボールの取り返し方を試合と同条件のトレーニングを繰り返し行うことで、守備においても精度を高めます。
メンタル
個人が成長する過程で、とても重要な要素です。サッカーにおいて原理原則を理解し習得することは勝敗を左右する上で大切ですが、最終的に選手一人ひとりの精神的強さが勝負を決定づける場合もあります。
サッカーに対する想いや志を強く持ち、日々のトレーニングを全力で取組むことで強さを積み重ねることができ、大きな飛躍の鍵となります。